外壁塗装手抜きのツボ(希釈とは?)

2018/06/05

「希釈(きしゃく)」という言葉をご存知ですか?
普段聞きなれない言葉ですが、大切な我が家の塗替えには、非常に大事なポイントです。

 

ほとんどの塗料は、塗る前に少し薄めて使います。塗料を水やシンナーで薄めることを「希釈(きしゃく)する」といいます。

 

そして、塗料を薄める割合を「希釈率」といいます。この希釈率は、塗料メーカーが塗料の性能、耐久性を発揮するための基準として定めており、通常は、幅を持って設計されています。たとえば、「5%~10%」といった感じです。

 

夏場の高温時は、塗料の粘度が低く、サラサラしているので希釈の割合は少なめで大丈夫です。
一方、冬場の低温時は、粘度が高く、ドロっとしているので、高温時に比べて少し多めに希釈しないと塗りにくいことがあります。
つまり、この希釈の目的は、「塗料の粘度(ねばり具合)を調整すること」にあるのです。

 

ねばりが多いと、刷毛やローラーの塗りムラが目立ちやすくなることがありますから、美しく仕上げるためにも適度に薄めるのですね。

 

ところが、ここで注意点があります。決められた希釈率よりも多く薄めて塗られてしまうケースがあるということです。

 

多く薄めると塗るのが楽なので、作業が早く進みます。また、塗れる面積が多くなります。その結果、業者側は人件費や塗料代が削減され利益が増えます。

 

しかし、薄めすぎた塗料で塗られては、たとえば10年の耐久年数が3年に減ってしまうこともよくある事実。

 

実際、希釈するところに立ち会うのは難しいので、これを防ぐ方法はありません。最後は施工する職人さんを信じられるかどうかになるわけです。しかし、あなたが「希釈」のことを知っておくだけでも業者を見る目が変わり、塗替えで失敗することから、また一歩遠ざかりますよね。