DIYと一緒にしないで

2018/06/02

最近は、DIY(ディー・アイ・ワイ)が盛んになり、自宅を自分自身で修理したり模様替えをされる方も多くなりました。ちょっとしたペンキ塗りは、やっていて楽しいですよね。

しかし、DIYでよく使われている塗料は、私たち職人が使っているものとは違います。

 

業務用塗料と家庭用塗料の違い

業務用では、長期にわたり高い性能が求められるのに対し、家庭用塗料では、とりあえず3年ほど持てばよいというのがメーカーの見解のようです。

 

特にビックリするのは、ホームセンターで売っている金属用塗料。私たちは鉄部には必ずサビ止めを下塗りしてから上塗りをしますが、家庭用塗料では「下塗り上塗り兼用」という商品もあります。

アメリカのように、ひんぱんにペンキ塗りをするのならそれでもよいのですが。

それから、DIYでは安全を重視して水性塗料が多いのですが、プロは、適材適所に油性塗料を使います。

油性には2つの液を混ぜて作る2液性塗料もあって、より強い塗膜をつくり、塗装面の耐久性を保ち、材質を保護するのです。

 

また、DIYで使う刷毛などは、たしかに値段も安い。プロのものと比べると、10分の1以下で買える道具などもあります。

ところが、材質や作りは値段相応というところで、いざペンキ塗りに使ってみると筋が残ったり、毛が抜けて、塗装面に毛がついたり・・。

 

簡単そうに見えることでも、いざ真似すると意外と難しかったり、油性塗料で気分が悪くなったり。

でも、そんなことも当たり前のように無口でこなす塗装職人さんって、本当はすごい人なのかもしれません。