窯業系サイディングのメンテナンス

2018/01/12

窯業系サイディングのメンテナンス

住宅の外装材には、モルタル、ALC、窯業系サイディング、金属サイディング等があります。
中でも窯業系サイディングは、外装材のシェアの約70%にまで普及しています。

窯業系サイディングはメーカーにより原材料、製造方法、塗装、塗装方法などが違い、
3000以上の種類があると言われています。
製造された年代によっては、あまり性能が良くない物もあります。

また、窯業系サイディングを躯体に施行する工法やシーリング材も変化してきました。

このような状況の中では、適正なメンテナンスを行う事は非常に困難な事と思われます。

窯業系サイディングの塗替えをお考えの方は、専門の知識を持った診断士にご相談して下さい。

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窯業系サイディング材の特性

窯業系サイディングの特性。

①吸水、吸湿により伸びる。

 サイディング材の長さの1%程度伸びるといわれます。伸びる事により、塗膜が切れます。

②乾燥すると縮む。

 元の状態(寸法)よりも収縮する。

③炭酸ガスによる収縮。

 空気中の炭酸ガスにより、長期間かかり徐々に収縮する。

雨水・湿気・炭酸ガスからサイディングを守る為に、定期的な塗装が必要です。

 

原材料・年代による違い

昨今、大問題になりました、“アスベスト(石綿)”をかつては全商品に含有していました。

1990年の前後5年間ほどの商品は、アスベストを代替繊維に切り替えしたため、品質が不安定だと言われています。

1998年以降は、メーカーが基材の保証を開始したため、品質も良くなっています。

 

塗装による違い

10年以上前は、ほぼエナメル塗料の仕上げでした。近年は耐候性が求められるようになり、アクリル塗料による着色にUV吸収クリヤトップコートによる仕上げに変わってきました。

1998年以降は、メーカーによる塗膜保証がスタートしました。

表面のクリヤコートが劣化しきってしまうと、全面塗りつぶしとなってしまいますので、保証期間が過ぎましたら、早めのお手入れを。

 

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日本ペイント株式会社

(UVプロテクトクリヤーカタログ抜粋)

 

直張工法と通気工法

寒冷地では1995年以降、ほぼ通気工法となりましたが、以前は直張工法でした。

温暖地では2000年より、ほぼ通気工法になりました。

直張工法の窯業系サイディングの塗替えは、塗膜のハクリ、膨れ、凍害などの危険性があります。